9分団 岩淵部長 能登半島地震災害ボランティア報告


記事の内容は、2月現在の内容で書いた為実際の現況は多少相違しております。ご了承ください。

お時間ございましたら、被災地の今を思ってご一読いただけましたら、幸いです。宜しくお願い致します。

 

2月22日から25日の4日間、能登半島地震の被災地である石川県七尾市穴水町、和倉温泉地まで災害ボランティアバスに同乗し、行ってきました。瓦礫撤去や、荷物の片付け手伝いなどを中心に作業するボランティアをしている方から急遽20日に声をかけて頂き始動。ダメもとですぐに石川県七尾市消防本部に連絡し、七尾市消防団長と連絡がつき、2日目のボランティア作業後急遽お会いする事になりました。

倒壊家屋が、町中いたるところにあり、道路どこもかしこも隆起、陥没だらけでした。もちろん消火栓も隆起してとても使える状態ではありませんでした。

津波被害の後も、本当に凄かったです。建物が水に浸かってしまい、家財道具がダメになったり、ボートが道路へ押し上げらへていて、水門付近の津波の勢いの凄さが周辺をみると物語っていました。向こうの社協から、お仕事を頂き、被災されている町の中を一件一件訪問して、家財の掃除片付けや、注意喚起や呼びかけを行いました。

作業終了後、和倉温泉町で被災されている宿が、寝るだけならと場所を提供して下さり、ボランティア20人、七尾鹿島消防本部から3名、七尾市消防団長とお会いしました。地震直後そこから津波、火災がすぐに発生し、消火、救助活動に向かったお話しなど話て頂き学習会を行いました。その後、深川消防団有志一同からとの義援金と、田口団長の一文をお手紙にし、「広報誌さきもり」も一緒に受け取って頂きました。(田口団長に許可を頂き1月に有志で募金活動を立ち上げ、2回募金活動しましたものです。)

学習会後、消防署が被災しているとの事で少しだけ見学をさせて頂きました。

やはり、消防団として一番驚いたのは、消防署の建物もあちこちに亀裂が入り修復しないと厳しい状態で、何よりも消防署で一番大事な水が出ない。給水タンクに水を汲んで使っているという状況でした。敷地内の道路も陥没していました。

実際に被災地では、2か月経っても町全体で水が一切でない。トイレもお風呂も入れずでした。私自身も災害トイレを初めて使いました。ライフラインも未だに全て復旧していない。

唯一の電気も、至るところで電信柱の傾きがみられいつ、倒れてもおかしくない!

町の中に、倒壊家屋があちらこちにある。被災者は未だに避難所で皆過ごしているなど、被災地にある現実を実際に災害ボランティアとして活動する中で、その現状を目の当たりにしました。

語れば、語る程言葉が足りないです。また、上記内容から少し時間が経ち、水道が復旧しつつあると聞いています。

こちらも、まだまだお話は語り足りませんが、ニュースにありましたが、少しずつ復興しつつありますが、まだまだ被災地の方の日常は、これが現実です。

義援金、救援物資、マンパワーもまだまだ必要かと思います。

東京にいて、私達に何が出来るのかは人それぞれかと思っています。 

でも、皆様におきましては消防団として、少しでも遠く離れた地ではありますが、同じ石川県の消防団に思いを馳せてもよろしいのではと個人的に思います。

また、機会がありましたら、是非ご協力の程宜しくお願い致します。

また、上記内容につきましては、被災地の話しということも鑑みて、丁寧に扱っていきたいと思っています。

また、今回は、各種許可🉑を頂き行動しておりますが、色々ご意見ある部分もあるかと思いますが、ご勘弁頂きますと幸いです。

また、お写真は転送不可とさせて頂きます。

寒さがまだまだ厳しい日が続いております。どうぞお身体ご自愛ください。

(2024年3月23日アップロード)

 

宿泊した宿は、亀裂や段差があり、枕元にヘルメットを置いてねました。

トイレは、水をバケツ🪣にくみ押し出す感じで流しました。手は洗えないので、除菌シート

津波🌊で、船が乗り上げて、道路もガタガタ

消防署内は、至る所に亀裂や段差あり。給水所にタンクを持って水汲みして使用していました。

(杉木団長にはボランティア活動時、大変お世話になりありがとうございました。)